良好な身体バランスはとても重要です
良好な身体バランスはとても重要
専門的ですがおもしろい考え方があります。
1981年にノーベル生理学・医学賞を受賞した
ロジャー・スペリー博士は
とても興味深いことを述べました。
つまり、身体のバランスが崩れている人は、
健康維持に必要となるエネルギーも、身体の
バランスを整えることに消耗してしまうのです。
健康な人には意外と共通項が見つからないよう
ですが、なんらかの症状をお持ちの人には
ある共通な状態が存在するようです。それは、
よって、我々は
2つのパターンに分けられます。
残念ながら、これは自分では気づけない。
腰痛等は「自分」に気づいて欲しい!
というカラダからの警告です。ですから、
どこかに痛みが出てしまったら、その患部に
目を向けるのではなく、まず
「身体のバランスが崩れているのかな?」と
身体全体に目を向ける必要があります。
専門的ですがおもしろい考え方があります。
1981年にノーベル生理学・医学賞を受賞した
ロジャー・スペリー博士は
とても興味深いことを述べました。
つまり、身体のバランスが崩れている人は、
健康維持に必要となるエネルギーも、身体の
バランスを整えることに消耗してしまうのです。
健康な人には意外と共通項が見つからないよう
ですが、なんらかの症状をお持ちの人には
ある共通な状態が存在するようです。それは、
よって、我々は2つのパターンに分けられます。
残念ながら、これは自分では気づけない。
腰痛等は「自分」に気づいて欲しい!
というカラダからの警告です。ですから、
どこかに痛みが出てしまったら、その患部に
目を向けるのではなく、まず
「身体のバランスが崩れているのかな?」と
身体全体に目を向ける必要があります。
特に背骨・骨盤の関節はとても重要です!
背骨と骨盤の関節はとても重要
背骨・骨盤の関節が特に重要
関節は様々な動きを可能にしたり、また、動きを制限するだけの存在ではありません。関節には「固有受容器」というセンサーが存在しています。それらは振動等の刺激を電気信号に変えて位置情報を常に脳へ送っています。このセンサーのおかげで、カラダの筋肉はその時その時の姿勢に最も適した「筋肉の緊張」をコントロールしています。
ヒトが日常生活をおくる上で、筋肉は一定の緊張を保つ必要があります。その理由の一つに筋肉には『急激に伸ばされると縮む』という性質があるからです。膝のお皿の下あたりをポンと叩くと膝が勝手に動きます。これは膝蓋腱反射といって自分の意識とは関係なく「急激に伸ばされた筋肉が縮む」という反射反応です。この性質を維持するために、筋肉は一定の緊張を保つ必要があるのです。
不意の揺れに踏んばれるのも...
予測できない不意の動きにバランスをとるために筋肉は一定の緊張を維持しているのです。
バランス保つのは関節のおかげ
知っておいて頂きたいこと
関節に神経的な機能不全が生じている場合、周辺の筋肉は適切な筋緊張を維持できなくなります。つまり、筋肉は本来の正しい状態ではないということになります。このような筋肉の状態がなかなか改善しない腰痛や肩コリの原因となります。正しい状態ではない筋肉にマッサージを施しても、根本的な症状改善にならないのは当然です。そして、関節から正しい信号を受け取れなくなった筋肉は(特に脊柱周辺の筋肉は)不意の動きに対する安定感が欠如してしまいます。この状態によって生じる問題が、みなさんよくご存じの、
ギックリ腰を経験された方なら、おわかりだと思いますが、一連の動作の中ではギックリ腰はあまり生じません。一つの動作が終わり、次の動作にうつるときに生じます。「何か思い当たる原因はありますか?」と尋ねると、
「棚の荷物を取ろうとしたときに」
「しゃがんだ状態から立ち上がろうとしたときに」
「不意に孫が背中から抱きついてきたときに」
「落ちてしまったペンを拾うときに」...etc
ある動作の開始時であることが圧倒的に多いと思います。また、局所的に筋緊張を維持できない部位が発生すると、他の部位に負担がかかってしまいます。長期的にその負担が慢性化すると、肩コリ、腰痛、膝痛などの症状に発展してしまう可能性が大きくなります。
上記から、「関節をケアする」ということは、そのまわりの筋肉をケアしてあげることにもなるのです。
関節から正しい信号が送られていない状態ではマッサージで楽になっても、再び元の状態に戻ってしまうのです。
マッサージを受けても改善しない、電気をあてても、牽引しても、低周波・干渉波療法を用いても改善しない・・・。このような慢性痛の場合、その奥にある「真の原因」=「関節の機能不全」にアプローチできていない可能性が高いと言えます。
勝どきカイロプラクティックでは、必ず最初に「神経関節機能障害」の有無をチェックします。そして、その状態を「リセット」するためにアクティベーター・メソッドを使用します。
→詳細はこちらへ
下記は海外の参考文献です。
Wyke, M.D. Aspects of Manipulative Therapy. 1985:67-71.
– Patterns of normal proprioceptive input are profoundly distorted when
articular nociceptive activity is added.
– This interferes with the precise continuous input necessary for coordinated multi-segmental reflexes.
– These are required for normal patterns of motion,balance, coordination and equilibrium.
Nansel, Ph.D., Slazak,D.C. Advances in Chiropractic 1994; 373-415.
– Joint capsule proprioceptors connect with gamma-motorneurons which can alter the sensitivity of muscle spindles causing disturbances in
muscle tone and restrict motion.
– Gapping of the joint by spinal manipulation induces a sudden burst
of capsular afferent activity
– The sudden stretch of muscles by spinal manipulation causes increase
in tension stimulating Golgi tendon receptors to inhibit alphamotorneurons,relaxing muscles.
Johansson, (Dept.Physiology) Neuro-Orthopedic. 1990; 9: 1-23.
– An injured joint is likely to cause persistently disturbed sensory feedback to the central nervous system and therefore existing motor
programs have to be modified.
– Sensory receptors in the joint can influence muscle tone.
– This produces interdependence between biomechanical and neurological mechanisms.
背骨・骨盤の関節が特に重要
関節は様々な動きを可能にしたり、また、動きを制限するだけの存在ではありません。関節には「固有受容器」というセンサーが存在しています。それらは振動等の刺激を電気信号に変えて位置情報を常に脳へ送っています。このセンサーのおかげで、カラダの筋肉はその時その時の姿勢に最も適した「筋肉の緊張」をコントロールしています。
ヒトが日常生活をおくる上で、筋肉は一定の緊張を保つ必要があります。その理由の一つに筋肉には『急激に伸ばされると縮む』という性質があるからです。膝のお皿の下あたりをポンと叩くと膝が勝手に動きます。これは膝蓋腱反射といって自分の意識とは関係なく「急激に伸ばされた筋肉が縮む」という反射反応です。この性質を維持するために、筋肉は一定の緊張を保つ必要があるのです。
不意の揺れに踏んばれるのも...
予測できない不意の動きにバランスをとるために筋肉は一定の緊張を維持しているのです。
バランス保つのは関節のおかげ
知っておいて頂きたいこと
関節に神経的な機能不全が生じている場合、周辺の筋肉は適切な筋緊張を維持できなくなります。つまり、筋肉は本来の正しい状態ではないということになります。このような筋肉の状態がなかなか改善しない腰痛や肩コリの原因となります。正しい状態ではない筋肉にマッサージを施しても、根本的な症状改善にならないのは当然です。そして、関節から正しい信号を受け取れなくなった筋肉は(特に脊柱周辺の筋肉は)不意の動きに対する安定感が欠如してしまいます。この状態によって生じる問題が、みなさんよくご存じの、
ギックリ腰を経験された方なら、おわかりだと思いますが、一連の動作の中ではギックリ腰はあまり生じません。一つの動作が終わり、次の動作にうつるときに生じます。「何か思い当たる原因はありますか?」と尋ねると、
「棚の荷物を取ろうとしたときに」
「しゃがんで立ち上がろうとしたとき」
「不意に孫が背中に抱きついてきたとき」
「落ちてしまったペンを拾うときに」...etc
ある動作の開始時であることが圧倒的に多いと思います。また、局所的に筋緊張を維持できない部位が発生すると、他の部位に負担がかかってしまいます。長期的にその負担が慢性化すると、肩コリ、腰痛、膝痛などの症状に発展してしまう可能性が大きくなります。
上記から、関節をケアすることは、まわりの筋肉をケアしてあげることにもなるのです。
関節から正しい信号が送られていない状態ではマッサージで楽になっても、再び元の状態に戻ってしまうのです。
マッサージを受けても改善しない、電気をあてても、牽引しても、低周波・干渉波療法を用いても改善しない・・・。このような慢性痛の場合、その奥にある「真の原因」=「関節の機能不全」にアプローチできていない可能性が高いと言えます。
勝どきカイロプラクティックでは、必ず最初に「神経関節機能障害」の有無をチェックします。そして、その状態を「リセット」するためにアクティベーター・メソッドを使用します。
→詳細はこちらへ
下記は海外の参考文献です。
Wyke, M.D. Aspects of Manipulative Therapy. 1985:67-71.
– Patterns of normal proprioceptive input are profoundly distorted when
articular nociceptive activity is added.
– This interferes with the precise continuous input necessary for coordinated multi-segmental reflexes.
– These are required for normal patterns of motion,balance, coordination and equilibrium.
Nansel, Ph.D., Slazak,D.C. Advances in Chiropractic 1994; 373-415.
– Joint capsule proprioceptors connect with gamma-motorneurons which can alter the sensitivity of muscle spindles causing disturbances in
muscle tone and restrict motion.
– Gapping of the joint by spinal manipulation induces a sudden burst
of capsular afferent activity
– The sudden stretch of muscles by spinal manipulation causes increase
in tension stimulating Golgi tendon receptors to inhibit alphamotorneurons,relaxing muscles.
Johansson, (Dept.Physiology) Neuro-Orthopedic. 1990; 9: 1-23.
– An injured joint is likely to cause persistently disturbed sensory feedback to the central nervous system and therefore existing motor
programs have to be modified.
– Sensory receptors in the joint can influence muscle tone.
– This produces interdependence between biomechanical and neurological mechanisms.